七十六期の卒業とともに

副校長 浦山浩史

 二〇一一年三月の東日本大震災直後に行われた卒業式、大学は卒業式そのものが中止になったのだが、本校では、体育館の天井板が外れるなどの不備があったものの、当時の六十二期の卒業式が無事に行われた。そんな中、技術科からも何かできないかと模索する中、チューリップの温度処理の技術に目が止まった。二〇一三(平成二十五)年度から教材研究や試行を始め、翌年の公開研究会で提案させていただいた。その時生徒に呼びかけたのが、「自分たちの卒業式を自分たちの手で盛り上げよう!」。以来十一年間、気候の温暖化(冬季に寒くならない、もしくは寒くなる時期が短い)、開花直前の急激な気温変化(開花直前に突然高温になったり低温になったり)の影響を受けながらも、卒業式および入学式で、国旗掲揚台前をパンジーとチューリップがそれこそ花を添えてくれた。チューリップの開花には条件があり、ある一定の低温にあたらないと花が咲かない。つまり厳しい寒さを経験しないと、美しい花を咲かせないということである。これは中学校三年生の冬と同じことで、受験等で厳しくても、それを乗り越えればそれぞれがそれにふさわしい素晴らしい花を咲かせる、ということである(しかしこのあたりを私が熱く語っても、いまひとつ理解してくれないのは気のせいか)。

 七十六期の生徒とともに、このたび技術科教諭を離れ、前副校長の森顕子先生の後任として副校長に着任した、浦山浩史です。東京都公立中学校で十六年、竹早中で十七年、計三十三年、技術科の授業を通して生徒と関わってきました。特に第五十回全国大会で発表した「植物工場」、関ブロ第五十五回大会で発表した「養蜂」、ビニール袋で栽培するダイコンなど、生物育成の内容では、食料生産と科学に関して、考える授業を展開してきたものと思っています。また部活動ではバレーボール部の顧問を続けてきましたが、競技経験のない私を、OB・OGの皆さんが支えてくれました。これからも竹早中のますますの発展のために尽くして参りますので、よろしくお願いいたします。