(フレッシュアップコミュニケーション17年版より)
学校長 下條 隆嗣
本校に就任して早くも一年が経過しました。法人化元年ということもあり、あわただしい一年でありました。 生徒諸君は体育・文化関係の双方にわたり多数の受賞を得て、張り切っておりました。
施設面では、普通教室全てにエアコンが設置されました。同窓会はじめ創竹会・PTAの皆様からのご寄付のおかげです。これにより、生徒諸君の勉学環境が著しく改善されるでしょう。なお、特別教室にも設置される計画です。入試では、平成17年度入試より抽選をやめ面接を導入し、本校によりふさわしいお子様を選考する態勢をとりました。
教職員の入れ替わりも多くありました。新海宣彦教諭(社会科)がめでたく御定年となり、また下里めぐみ教諭(保健体育)が一身上のご都合により退職されました。新たに上園悦史教諭(社会科)、伊藤彰子教諭(保健体育科)が着任され、また、東学大附属学校間の人事交流で他校に出向しておりました鈴木健一教諭(国語)、西原口伸一教諭(技術・家庭科)が本校に戻り、新たに本校の阿部眞士教諭(美術科)が他校へ出向し、入れ替わりに他校から栗田勉教諭(美術科)が本校に着任致しました。非常勤講師の方々の移動や事務係りの職員の移動もありました。
対外的には、OECDの教育視察団(1月)や中国北京師範大学(3月)の御一行が本校を訪問されました。 キャリア教育などの特集を組んだ本校のPTA広報誌「のぞみ」が読売新聞の全国小中学校広報誌コンクールにおいて、「佳作」を受賞されました。
財政面では、法人化後、一気に学校運営予算の20%以上にあたる削減があり、苦しい運営になりました。東海大や全国附属学校連盟におきましても、こうした構造の見直しが検討され始めております。
御年度は、研究面で11月に竹早地区の「公開研究会」を開催します。「主体性の育成」を柱にした幼小中連携教育の研究成果を全国からの教育関係者に披露する予定です。その他、特別教室へのエアコン設置、災害対策の強化なども検討課題です。
本校が新しい時代に対応する新しい教育を創造し実践する先駆者的存在となることをめざしつつ、個々の子どもの真の学力を伸ばし、また地域の人々に愛される学校になるように、教職員一同奮闘して参ります。同窓会の皆様には、これまでの本校への御支援・ご協力に感謝申し上げますと共に、引き続き御支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。