創竹会へのご寄付の御礼創竹会会長 同窓会顧問 二瓶好正

 同窓会会員の皆様におかれましてはご健勝であられ、職場やご家庭または社会的なお立場にてご活躍のことと存知、心よりお慶び申し上げます。

 この度は、創竹会が行ってまいりました、竹早中学校空調設備整備のための募金活動に対して、高額なご寄付(200万円)を頂きまして、誠に有り難う御座いました。お陰様にて、3学年12教室へ空調設備を取り付けることが出来ました。この工事に要した資金総額は焼く1800万円で御座います。

 この度の空調設備の整備事業は、必ずしも突発的な発想によるものでは有りません。従来から、本校生徒が持参したお弁当が腐敗して食べられないと言う状況は10年以上前から起こっていました。その上で昨年6、7月の異常な猛暑となりましたので、まず3年生の教室の空調設備を昨年8月に整備することとしたのです。その後、創竹会を中心に募金活動を実施し、本年3月に1、2年生の教室へも空調設備を設置いたしました。これで、竹早中学校の教室環境は相当改善されることとなり、本校生徒の心身のバランスのとれた成長のために貢献できたと考えております。

 皆様ご存知と思いますが、昨春より全国の国立大学が国立大学法人に生まれ変わりました。その目的は、従来の国立大学がその厳格な運営形態の枠組みから開放され、自由で特色ある大学へと返信することを可能にするためとされています。確かに、授業料等予算の変更が可能になるなど、予算の自由度が増すようですが、他方で外部資金の導入が推奨されるなど、従来より経営努力が求められることとなりました。

 この様な本校の財務状況の変化は、竹早中学校にとって大きな変化を引き起こすこととなります。例えば、学校運営の自由度は増しますが、その運営のための予算は自己努力が求められ、国費による支出は従来より一層厳しくなる見込みであります。したがって今後、創竹会等による支援活動がますます重要になると予想されます。

 しかし一方、この国立大学における大きな変革は、私共の竹早中学校の特色である教育をさらに充実させ、本校の存在意義を広く社会へ知らせしめるためのチャンスと考えることもできます。

 今後の竹早中学校の一層の発展を支えるため、同窓会の会員の皆様のご理解とご支援を頂きたく、心よりお願い申し上げる次第であります。