昭和50年卒同窓会 50歳の君たちへ

 平成24年9月17日に竹早中学校昭和50年卒の同窓会が行われました。この年に、ちょうど同窓生が50歳を迎えるということで開催となりました。そして、今回は学校で当時の先生方に「50歳の君たちへ」という題で授業をしていただくことになりました。残念ながら校舎は変わってしまいましたが、現在使われている教室に74名もの元生徒が、昔通り男女市松模様に座り授業を待ちます。

 キーンコーンカーンコーンという昔と変わらぬ懐かしいチャイムで同窓会が始まりました。今回、三輪先生、西原口先生の出席はかないませんでしたが、新海先生、池田先生、山村先生の出席をいただきました。初めに、前年一月に逝去された鈴木栄治先生と、すでに他界してしまった同窓生に対して黙祷が捧げられました。そして、当時3年A組の担任だった新海先生の授業から始まりました。先生が教壇に立たれると自然と起立・礼が行われました。(事前に打ち合わせしましたが、現在も号令はないとのことです)

 出席簿を用意しておき、先生に出席を取っていただきました。一人一人名前を呼ばれ、出席者は元気よく?返事をしていきました。欠席者、他界された元生徒もすべて名前を呼んでいただき、みんなで改めてクラスメートを思い出しました。例の調子(といっても35年ぶりですが)の楽しい授業も、予定通り予定時間をオーバーして新海先生の授業は終わり、次はB組池田先生の番です。

 先生はプリントを用意されていました。そのプリントを昔のように前から後ろへと配っていきます。そして、そのプリントはロミオとジュリエットの一文で、なんでも池田先生の最後の授業は必ずこの教材を使うことにしていたのですが、我々の代はなぜかそれができず、先生としても心残りだったとのことです。

 そして音楽室に移動、と言いたいところですが、ピアノのある部屋に移動しました。三時間目はC組山村先生で、授業は校歌斉唱です。例によって発声練習してからの斉唱となりました。歌詞カードを用意していたので歌詞はわかりましたが、あまりに懐かしく声を少し詰まらせていた元生徒もいました。
最後に三輪先生、西原口先生の「50歳の君たちへ」のメッセージを朗読し第一部はお開きとなりました。その後、場所を東京ドームシティのレストランでアルコールを交えての懇親会へとなりました。50歳ということで大きなバースデーケーキも用意され、終始和やかな会もお開きになりました。

 我々の代に、現在竹早中学校で教師をしている森さんがいることで実現した学校での授業ですが、皆あの懐かしいときに一瞬でも戻れたのではないかと思います。