(フレッシュアップコミュニケーション30年版より)
副校長 森 顕子
「今いる場所も愉しいけど、外に出てみて、竹早のことがますます好きになりました。竹中、大好きです。」
様々な代の卒業生が、頻繁に訪ねてきてくれます。一人でふらりと現れたり、友達数名で連れ立って来たり。そして笑顔で、或いは涙を流しながら冒頭の言葉を伝えてくれることがよくあります。同級生が娘息子を受験させたが縁を持てなかったことを心から残念そうに話す姿に接したり、教え子達が保護者となり、竹早育ちが二代三代になったりしていることを知る都度、今、私は竹中にいられて本当によかった、と心から思っています。
ご挨拶が遅れました。本年四月、副校長に着任致しました森顕子と申します。平成元年に市川市の公立中学校から参りまして、はや三十年。(大学院と小金井中学校に二年間)専門は国語で、詩の創作学習と『万葉集』を中心とした和歌を楽しく学ぶのが私のライフワークです。
竹早在籍は、教師としては二十九年目となるわけですが、実は児童生徒として九年間お世話になりました。竹中では二十九期にあたります。
教師として、後輩たちの人生に身近に関われる幸せを享受してきましたが、今度はご恩返しも含めて子どもたちを育む場全体に関われるときが来たのだ、と思いつつ現職にあたっております。
竹早で得た友人たちは私の人生の大事な核であり、宝物です。様々な形で竹早を支えてくださっている同窓会の皆様の中に友人たちの姿が見えるととても嬉しく誇らしい気持ちになっておりました。そんな自分も自分にできるだけのことを精一杯やっていこう、と決心いたしました。微力を尽