(フレッシュアップコミュニケーション2021年版より)
前学校長 藤本光一郎
同窓会の皆様、日頃より様々な形で本校にご協力をいただき、誠にありがとうございます。
昨年度はコロナ対応に追われた一年でしたが、今年度はコロナ対策と子どもたちの学校生活の充実との両立に努めて学校運営を行っております。3月には72期143名を送り出し、4月には75期140名の新入生を迎えることができました。式典に在校生は参加できませんでしたが、保護者の方々も参列し、人生の節目の日を思い出深いものにできたのではないかと思います。4月には教員の入れ替わりも多くありました。
さて、来年度、2022(令和4)年度は、本校創立75周年の記念すべき年になります。すでにお知らせいたしましたように、75周年事業の柱としては、同窓会の皆様をはじめ多くの方々からいただいた寄付をもとに、体育館が改修されます。機器類やカーテンなどの音響改善工事はすでに行い、今年の夏に体育館の床の改修工事を行います。オリンピックや国際大会の基準にも適合する素材を用い、安全性、メンテナンス性が向上します。床の改修後、必要があれば追加の音響工事を行います。このような多額の費用のかかる工事は、大学の財源を頼って行うことは残念ながら困難です。今回のように目的を絞って寄付金を募り、事業を行うという形式は、私立学校では普通に行われていることですが、国立の附属学校では例が少ないようです。これも同窓会、創竹会、PTAの三者の皆様のご協力のおかげと、改めて感謝申し上げたいと思います。今回の取り組みを一つのモデルとして、今後の子どもたちの教育環境の整備につなげていくことができればと考えております。
また、2022年度の終わりには、コロナ禍が少し収まっていることを期待し、体育館のお披露目もかねた記念行事も実施できればと考えております。実施にあたりましては、同窓会の皆様の