新任挨拶

(フレッシュアップコミュニケーション27年版より)

加藤英明

 今年度より主幹教諭と指導部主任を務めることになりました。教科では1年の保健体育を、また委員会指導では図書委員会、部活動ではバスケットボール部とダンス部の顧問をすることになりました。皆さん宜しくお願いします。

 この4年間は、国際中等教育学校にいましたので、前任校の特徴をいくつか紹介したいと思います。まず紹介したいのは、マナーを重んじルールは必要最小限にという校風です。一人一人のマナーが向上すれば、ルールは必要最小限度でよくなり、また最小限のルールがあるゆえに安心して行動がとれるため、人間の活動は活性化するという考えです。日本の国民性を象徴した世界に誇れる考え方だと思いました。

 次に、日本の学校とは違った特徴のあるカリキュラムを実践していましたが、その一つに『国際教養』という授業がありました。そこでは、コミュニケーションやプレゼンテーション能力を向上させる実践が多く行われています。グループでテーマを決めて調べたことをパワーポイントを使って発表するというような活動を1年生から行っていくので、2年生が終わるくらいには、パワーポイントを使いこなして堂々とプレゼンテーションする力を身につけています。こうした能力は、早いうちから鍛えておくべきだと痛感しました。

 また、海外経験がある様々な職種の方の講演もたくさん聴くことができました。移民を対象に海外で図書館を建てた話や南極調査隊の話、近年実現するであろう宇宙旅行の話など大変興味深い世界規模・宇宙規模の話を聴き、見聞を広めることができました。

 国際中等の仕事にやっと慣れたところで竹早に戻ってきましたので、こちらで本領を発揮できるには、しばらくのリハビリが必要かと思います。国際中等で学んだ良いところを指導に活かし、竹早中に貢献できるようがんばりたいと思います。