(フレッシュアップコミュニケーション24年版より)
前副校長 荒井 正剛
本校が特に誇れるものとして、自由研 究が挙げられます。今では三年生全員に も課して、総合的学習の時間に組み入れ、 卒業研究と呼んでいます。作品を読むの は楽しみですが、私が担当する社会科の 作品は一学年五〇を下らないので、読む のは一苦労です。嬉しい悲鳴です。
縁あって、こどもの文化・教育研究所 主催作品コンクールに出したところ、複 数の作品が受賞しました。以来、文部科 学大臣賞を受賞した生徒も複数出まし た。
昨年度から旺文社が社会科や理科の作 品コンクールを始めたところ、数名が応 募しました。その中で、中学生による社 会科・理科の全作品から一人選ばれる文 部科学大臣賞を三年生が理科で、また、 それに次ぐ金賞を二年生が社会科で、そ れぞれ受賞しました。その他、社会科で 二名が入選、さらに学校特別奨励賞を社会科で本校が、それぞれ受賞しました。 本校の自由研究のレベルの高さが社会的 に認められたものと言えるでしょう。
今まではこうした成果を誇らしげに発 表することはしませんでした。しかし、 今はそれを宣伝すべき時代のようです。 保護者アンケートで、本校の良さ・すば らしさを、ホームページや学校説明会な どでもっとアピールすべきだというので す。学校説明会を本校でも六~七年ほど 前から実施しています。昨年は年二回実 施し、校内見学も入れました。本校の応募者数は、残念ながら頭打ち 傾向にあります。そのようななか本校卒 業生のお子様が受験・入学されることが よくあります。これほど本校の良さを物 語ることはありません。それを学校説明 会で、自由研究に加えてアピールしています。
最近では三月の卒業式に一期生の方が 八名参加され、四月に二一期生が二〇名 ほど学校にお出でになりました。中学校 時代を思い出してたいへん盛り上がった そうです。皆様も文研(文化研究発表 会)で生徒の自由研究